シェアについての考えをまとめたら色々あって隣の国でも読んでもらえたよという話

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「ソーシャルメディアのおかげで誰でも世界中に情報を発信できるように~」とは言いますが、なかなかその”世界”って狭いもんですよね。同じ言語で伝わるところまで、自分のフォロワーまで、自分の友達まで、だったりです。日本語を使う国がもう少し多かったら良かったんですけどね。笑

大学生のアイディアが、Slideshareで発表され、TechWaveに載り、海を渡って韓国でも読んでもらえたお話です。

TechWaveに載せていただいたときのタイトルが「シェアって単純なもんじゃなさそうだから、整理して考えてみる(追補)」でしたが、それの更に追補のようなカタチで振り返ります。

始まりはFacebookページで

最初にアイディアを投稿したのは10月26日、このブログのFacebookページでした。

学校帰りの電車に乗りながら思い浮かんだ表をとりあえずパワポでまとめて、画像にしてFacebookページにUPしました。

facebookに投稿
こんな感じ。

反応が良かったので、もっとちゃんとまとめてみようと思いました。
ここから1週間ほど寝かせます。

スライドをSlideshareにて公開

11月3日にスライドを完成させ、Slideshareにて公開しました。

大学生がわかった風な顔してキリッと書いても読まれないだろうなーと思い、ユルめの文字で大きく書いています。背景は上杉周作さん(@chibicode)がJTPAでのプレゼンで紹介してくれたサイトから拝借しました。

こちらです。

深夜のテンションで一気に作り、自宅で弟相手にプレゼンしたりして直してました。笑
付き合ってくれて感謝してます。

公開した次の朝くらいから、Twitterでリンクをシェアしてくれる方が現れました。この日に4,000回くらい閲覧されていたようです。
Twitterでコメントをいただいたのが本当に嬉しかったです。

このあたりから、「こりゃもしかして結構いいものが書けたのかもしれない」と気分がハイになり始めます。

TechWaveに掲載される

12月20日、TechWaveにこのスライドが掲載されます。
シェアって単純なもんじゃなさそうだから、整理して考えてみる(追補)【松村大貴】

TechWaveに掲載

「無名な学生が画期的なアイディアを投稿したらバイラルしまくって編集者の目に止まり、人気メディアに掲載・・・」みたいなストーリーにしておけば格好良かったかもしれませんが、
TechWaveには自分から「これ作ったんですけど載せてくれませんか…?ビクビク」と寄稿のお願いをしたのが真相です。

だって「寄稿はこちら」の案内があったんだもん。
寄稿・その他の案内 | TechWave

okappanこと本田副編集長さまに読んでいただき、スライドに加えていくつかの補足を書くことで掲載していただけることになりました。

鋭い質問をしていただき、改めて考えを整理することになります。
「僕ら世代が感じている違和感。大人と違うところ。」を勝手に代弁するかのように書いてしまいましたが、同じく大学生のみんなには共感してもらえたのでしょうか。

さすがTechWave。公開直後から多くの方が読んで、シェアしまくってくださいました。
中には私めにはもったいないお褒めの言葉を添えてくださる方もお見掛けし、独りTwitterを見ながら感動しておりました。

韓国の方の目に止まり、リプライが。

その日の夜、HootSuiteのmention欄に見慣れない言語の投稿がありました。

なんとなーく記事を紹介してくれていることが分かったので、Google先生に翻訳してもらい、ありがとうございますー(감사합니다だっけ?)と返信しました。
Sangwook Limさんは日本語バッチリな方だったようで、こんなお申し出をいただきました。

「まじっすか!ぜひぜひ!」ということで、スライドの編集ができるよう元のパワポのデータをメールでお送りしました。

そして韓国語バージョンが出来上がります

年が明けて1月11日、Sangwook Limさんが翻訳を完了しSlideshareにUPしてくれました。
また、彼のブログにも載せてくださり、解説をしていただきました。

Share에 대해 한번 정리해 봅시다 + 여담

Sangwookさんのブログに

いやー、全くハングルは読めないのですがホント嬉しかったです。
あ、ハングルにも手書き風のちょうど良いフォントがあるんですね。

コメントも10件以上ついていて、後日Sangwook Limさんが訳してメールで教えてくれました。
いくつかをご紹介します。

  • シェアを分類しようとする試みは素晴らしいと思います。意図伝達には無理はないんですが、「減るもんじゃない」という部分は少し練り直したほうが良いと思います。車を乗ったり部屋で寝たりしても、車や部屋が減らずそのまま残っているのは間違いありませんが、会計の観点(原価償却、機会費用など)とは差があると思うので、「本当?」かと思い、少し抵抗がありました。
  • 考えを整理するチカラが凄いですね。色んなアイデアを整理したくてストレスフリーな時間が切実ですが、やはりこんな時は学生たちが羨ましいです。
  • ウェブサービス企画に対する斬新な接近法がいいですね。最後のテーブルの活用術も印象的です。コンセプトを掴めるために色んな接近法ができたのは対象になる主題語に独唱的な定義(意味解釈)があったからだと思いますし、共感できるところでもあります。私の場合は意味解釈の時、技術的(又は文化的)流れの分析を通じて登場背景や今後の発展方向まで予測してみようと尽くしています。良いプレゼン翻訳してシェアまでして頂いて感謝します。
  • このポストからもシェアの価値がどれだけ楽しいことかが感じられます。そして、シェアと協力的消費が持っている価値がもっと増大することを期待します。
  • 初めてこのスライドをツイートして頂いた時、「これマジ印象的だ」と思って、日本の大学を卒業している同僚に翻訳をお願いしてたんです。しかし、このようにちゃんと同じ韓国語版のスライドまで作ってくれるなんて!感謝しています。シェアに対して深く考えるきっかけになりました。
  • 非専門家でありながらも現状を見通す形を持って完結なロジックで整理をしたことを高く評価したいです。「デザイン」に対して言及した部分では、ClayShirkyの「Cognitive Surplus」に言及されている、もっといい知識を得るために必要な4つの条件(1)size of the community、(2)cost of sharing knowledge、(3)clarity of knowdedge shared、(4)cultureのことを加味すればもっと拡張される余地が見えます。
    更に、いくつかのウェブサービスウェブサービスの紹介をお願いしても宜しいでしょうか?まずは無形資産として提示されているLancers、はてな、Cookpad、Sparkedなどが気になります。

他の国の方にも共感していただけるなんて… 陵南の福田みたいにふるふるしちゃいます。
専門的な知識を持ってる方も読んでくれたようですね。Cognitive Surplusをちゃんと見てみます。

最後にちょっと主張

1.何か思いついたら、深く考える前でもどんどんシェアしてみるといいと思う
自分の頭だけじゃ稚拙な思いつきに過ぎないかもしれないけど、色んな人の意見を聞いたり、協力を得たりしてだんだん洗練されていくかも。
少なくとも悪くなることは無いはず。

2.語学力があるなら、やれることはいっぱいある
せっかく英語や他の言語が使えるなら、情報をどんどん発信しないともったいない。
「自分は考えとか主張したいこととか特に無いし…」って人も、自分が気に入った海外の記事を日本語に訳したり、日本の記事を外国語に訳すことが出来ると、とっても喜ばれます。ほんとに。

実際に、TechWaveの記事を読んだ大学生の女の子はこんなツイートをしてくれました。

自分が書いたことで、誰かが実際に行動に移してくれる。これほど嬉しいことはありません。
@Miwa813さん、応援してまーす!!

と、いうわけでここまでお読みいただきありがとうございました。

もしこのスライドを韓国語以外の言語に翻訳してやってもいいよっていう優しい方がいらっしゃいましたら@d_ringoまでご連絡くださいませ。
すぐにデータを送らせていただきます。

いつもFacebookページやブログを見てくださっている皆さん、TechWaveの本田さん、メッセージくださった皆さん、Sangwook Limさん、本当にありがとうございました。
とにかく嬉しかった!これからも頑張りまーす。

photo credit: Cayusa via photopin cc

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