スタンフォード大学dスクールの『Make Space』を読んで早速試してみた3つのアイディア

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久しぶりに大当たりの書籍が出ました。

スタンフォード大d.schoolのアイディアが詰まった、『Make Space』です。
「創造的なチームビルド、創造的な議論は、場(Space)の工夫で促進できる。たくさん試行錯誤して、上手くいったアイディアを紹介するね。自分で作って試してみて!」というのが主旨(たぶん)。
椅子やキャビネットや安く量産できるホワイトボードの作り方、照明やBGMの工夫、反省会に向いた座り方と企画会議に向いた座り方(立ち方)などなど、ワクワクする内容がてんこ盛り。

Foam Cubes
(ページデザインはこんな感じ)

早速、いくつかのアイディアを自分がオーナーのミーティングで試してみたので、ご紹介します。

1.ディスカッションを盛り上げたい時は丸く座る

Situations_Theater in the Round

これは即実践できて、効果もすぐに感じられました。
列に並べていた椅子を円形に並べ替えるだけ。

Me Fish!

このアイディアのコアは「先生と生徒」状態の脱却だと思います。
誰かひとりが先生(リーダー、発信者)になってしまうと、途端に他の多くの人は生徒(受動モード、聞き手)に回ってしまうことは良くあります。

例えば、よく見る長い机の長辺側にメンバーが座り、いわゆる”お誕生日席”に立場が上の人が座っているのをイメージしてみてください。
この状態で「今日は自由にクリエイティブに意見を出して欲しい」と言われても、気軽には喋れないですよね。お誕生日席に向かって「こんなアイディアはお気に召すでしょうか…?」と確認するような言い方になったり、向かい合わせの人とディベートのように二項対立になっちゃったりしがち。

それが嫌なときは机をどかして、椅子を円に並べる。いわゆるフルーツバスケット体勢をとりましょう。これで1対多の雰囲気は薄れ、全員が能動モードになれます(なんとなくね)。
ファシリテーションが必要なら座りながら、同じ目線で行うと効果的です。

2.普段から意見交換をして欲しければクルドサック

Situations_Cul-de-Sac

クルドサックとはいくつかの家に囲まれた袋小路。井戸端会議を促す場所。ふとしたときに立ち話をしやすくする工夫です。

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photo credit: Ben Lepley +_+ via photopin cc

何も止まり木がないところでは落ち着いて話ができません。会釈してすれ違っちゃうだけかも。
日頃から意見交換をして欲しければ、人がよく通るところにちょこっと寄りかかったり座ったりできるものをさり気なく置いておきます。

机の端っことか、ソファの背もたれとか、バーカウンター的なものとか。

なかなかオフィスに家具を置くのが難しい時は、自分でそんな感じの場所を見つけてちょっと一息ついてみておくのが良いかもです(ウォーターサーバー付近とかね)。通りがかる人と気軽におしゃべりできます。
繰り返すうちにだんだんと定着していくかも。

3.反省会にはキャンプファイヤー座り

Situations_Around the Campfire

これもシンプルで効果的。キャンプファイヤーを囲んでいるイメージで、床や低めの椅子に、仲間と肩を寄せ合って小さく丸く座ります。

campfire

photo credit: JelleS via photopin cc

やってみるとすぐ感じられるのですが、この状態は打ち明け話にぴったり
内面的な、素直な気持ち、実は…な話を語りやすくし、相手の言葉に真剣に耳を傾けやすくなります。

“それらしい”反省まとめがしたいとき、原因究明のときはもっとアクティブに議論をして「ちゃんちゃん」で終えればいいのですが、個人個人の気持ちのケアや深い振り返りがしたいときはキャンプファイヤーを試してみましょう。

日本だと“修学旅行の夜”スタイルもしっくりくるかもですね笑

以上、3つのアイディアを紹介してみました。
どれも簡単にお金もかけずにできるものなので、ぜひ試してみてください。

書籍の情報はコチラから
『MAKE SPACE』とスタンフォード関連本のまとめ | Bananashelf – Monetize Your Taste!
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photo by: Hamed Saber
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